プロトピックの実体験
アトピーの方は、一度は「プロトピック」を使用したことがある人は多いのではないでしょうか。
私はかなりの期間プロトピック使っており、また始めたり辞めたりを繰り返したり、別の薬に変更したりしたので、その時の肌の変化を書きます。
プロトピックとは?
プロトピックとは、アトピー性皮膚炎の治療薬で、ステロイドを使用せずに治療ができる薬です。
何種類か説明書を読みましたが、
下のマルホ株式会社が掲載している説明書が分かりやすかったです。
プロトピックってどんなくすり?
マルホ株式会社HPより
説明書はこちら
要点をまとめると、
・体の過剰な免疫反応を抑え、かゆみや炎症を抑える
塗り始めの頃
・最初に塗った時は、副作用も無く普通の軟膏のように使っていた
最初に塗ったのは記憶が曖昧ですが20歳くらいの頃、たまたま肌が荒れて皮膚科に行って処方されました。
その時は、プロトピックがどんな薬なのかも知らず、用法用量も適当で、なんとなく荒れた部分に塗っていました。
その時は塗り始めてすぐに肌が良くなったので、塗るのを辞めました。
副作用を感じ始めたころ
・副作用を感じ始めたのは、化粧品を使いすぎていたから?
私がプロトピックの副作用(顔の赤み、ヒリヒリ(灼熱感))を感じ始めたのは25歳の頃です。
それまで肌の調子が最高の状態で、ニキビすらほとんどできず周りの人から「肌きれいだね、何かしてるの?」とよく聞かれるほどでした。
その時は、肌がきれいな故に少しの赤みでも気になるようになっていました。
少し肌荒れした時にまた皮膚科でプロトピックを処方され、塗り始めると肌がヒリヒリするように感じたのです。
「これはおかしい」と思い、プロトピックの薬の説明書を見た時に、初めて副作用があることを知りました。
なぜ今まで副作用を感じなかったのに、ヒリヒリ感が出るようになってしまったのかを考えると、化粧品を使いすぎて敏感肌になってしまっていたのではないかと思いました。
周りから肌がきれいと言われるので、美意識も高まり、化粧品を朝と夜は欠かさず、何種類も塗っていたのです。
私は当時これだけの化粧品を顔に塗っていました。
化粧水導入液 → 化粧水 → 乳液 → ニキビ薬 → プロトピック
それも、少し肌荒れした時に塗ってヒリヒリと痛みがあっても「肌に浸透している証拠だ」と思い込んでいました。今思うと完全に「やりすぎ」でした。
これが原因かは断定できません。ですが、副作用を感じなかった以前から変わった点は、それが大きいかと思います。
その時の荒れ方は乾燥(カサカサする)だったので、「ヒルドイドローション」を処方してもらいました。
アトピー経験者はご存じの方も多いのではないでしょうか。
ヒルドイドとは、
・ヘパリン類似性物質が主成分
保湿作用、血行促進作用がある
要するに乾燥肌に特化した保湿薬です。
それから、使用していた化粧品にヒルドイドを追加しました。
「追加」です。その時塗りすぎが良くないかもしれないとは思っていませんでしたので、今まで塗っていた物はそのまま塗っていたのです。
その結果、乾燥は治りましたが、赤みが一層強くなっていきました。
ヒルドイドには、「血行促進」作用もあるため、赤みが出やすくなります。
それも相まって何種類もの化粧品で肌がダメージを受けていたのでしょう。
その後、乾燥が治り赤みが残ったので、赤み対策でまた色々な薬を試すことになるのです、、、
その後の赤み対策についてはまた別の記事に書きますので是非読んでください。
顔の肌荒れは、人に見られる部分なので、人と目を合わせたくなくなったり、人前に出ることすら嫌になってきます。さらに決まった治し方が無いのでゴールがない。
自分に合った方法を探すしかありません。
ですので、この記事が一つの事例として参考になれば幸いです。
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