酒さと診断されない

生活



酒さとは、顔がお酒を飲んだ時のように赤くなる皮膚病です。

酒さが発症する原因は世界的に様々な見解がありますが、明確に分かっていません。
さらに、酒さの症状と似た皮膚病が数多く存在するため、見分けることが難しいです。

酒さと診断されるまでずっとアトピーと言われ続け、なかなか診断してもらえなかった。


こういった方は多いのではないでしょうか。

私は、酒さの症状として、このような症状でした。

急に顔が赤くなる
  赤くなる場所:頬、おでこ、鼻の鼻の上
赤くなるタイミング
  人と話すとき
  寒暖差がある時(真夏の外、冬の暖房が効いた部屋など)
  お風呂上り
  体を動かした時


特に私が酒さだと気づいたのが、「体を動かした時」です。特に酷かった時は、

・立ち上がった瞬間に顔がカーっと熱くなる
・頭を下げた瞬間に一気に頭に血が上るように熱くなる



そしてしばらく赤みが引かなくなり、気づいたころに治っているような状態でした。
この症状はアトピーではありえないと思い、「酒さ」という病気にたどり着きました。


ですが、ここからが大変でした。


皮膚科に行って、「酒さの可能性はありますか」と聞くと答えは「無い」でした。
以前通りアトピーと診断され、同じ薬(当時プロトピック)しか処方されなかったのです。


それもそのはずで、酒さの瞬間的な赤みが皮膚科に行くときには収まっているかつ、一気に
赤くなる瞬間を診断の間に見せることができないのです。


こういう時に赤くなるんですと話すと、医者は「血管が拡張(透けて見える)しているか」をレンズで見て、答えは「血管拡張が無いので酒さではないです」でした。

そして、「瞬間的に赤くなる」ことに関しては、敏感肌が理由とされ、できるだけ刺激を与えないようにしてくださいということでした。
もちろん刺激を与えないように、「顔を触らない、こすらない」などとっくにやっていますが、「立ち上がる」ことすら刺激になると防ぎようがありませんでした。


そしてプロトピックを塗り続け、赤みも治らず、むしろ少しずつ悪化していきました。


数か月それで通院し続け、プロトピック以外のアトピーに効く塗り薬(ステロイド、コレクチム、モイゼルト、スタデルム)を一通り試し、改善しないことを見て、医者ももうアトピーに関する別の対策が無いためか「酒さかもしれないですね」とやっと言われました。
※アトピーの塗り薬を試した結果は別記事に書きます。

「酒さ」は治療薬が少なく、酒さをアトピーと同じ治療法で対応することがあります。
実際にプロトピックは「酒さ」に効果があると認められています。

プロトピックを塗った体験については、別の記事で詳しく書きますが、副作用で顔が赤くなりヒリヒリ(灼熱感)するため、私個人の感想としては、副作用が非常につらく、ストレスも溜まるのでむしろ
悪化したのではないかと感じています。

「酒さ」ではないかと感じている方は、皮膚科で「酒さ」を疑っていることを伝えてみてください。
アトピーと明確に違う症状として「瞬間的にカーっと赤くなる」ことを話すことで認めてもらえるかもしれません。


そして、プロトピックを塗り続けて副作用に苦しんでいるなら、「1週間程度」で辞めることをお勧めします。


「脱プロ」とアトピーに関する様々なネット情報がありますが、プロトピックの副作用は正式には「副作用は1週間程度で収まる場合がほとんど」と説明されています。


私は1週間経っても副作用が収まらなかったので、辞めるべきと判断しました。
既にかなりの期間塗っていたのでプロトピックの説明をもっとよく読めばよかったと後悔しています。


肌環境は人によって様々なので、判断が難しいですが私と同じような状況の方の参考になれば嬉しいです。


この記事を読んで「同じような人がいるんだ」と少しでも不安が和らげばと思います。

また別の記事でも実体験を書いていきますのでよろしくお願いします。



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